

友達の誕生日、結婚記念日、病気見舞いやクリスマス、あるいはパーティなど、最近はギフトに花を贈る習慣が一般的になり、どこの花屋さんからでも、全国どこにでも、指定の日に花を贈ることができるようになりました。でも、イメージ通りの花を贈りたいと思ったら、やはり自分で選んで自分でアレンジするのがいちばん。クリスマスやお正月だったら、リースを作ってプレゼントするのも気がきいています。箱に詰めたり、リースにしたり、色と形を考えてきっちりした小さなブーケを作ったり、花の贈り方はまだいろいろありそう。ただし、花はあくまでも男性から女性に贈るもの。間違っても女性から男性に花を贈る、なんてことはしないようにしましょう。
お返しをしたほうがいいケースはどういうときかといいますと、一口でいえば、こちらの人生に大きな関わりをもつような祝い事や事柄に関する場合です。結婚、出産、長寿の祝いや大きな賞をもらったようなときと考えればいいでしょう。こうした折は、祝ってくれた人、世話になる人々をはじめ、親しい人を招いて自分の喜びを分け与えるのが本来のあり方で、これが「内祝い」です。かつては自宅に招き飲食のもてなしをするのがしきたりでした。しかし、現在のように、交際範囲が広がり多様化し、自宅に客を招くことが簡単ではなくなってきますと、招く代わりに品物を配り、それを「内祝い」とするようになったのです。よくお返しを「内祝い」というのはここから出たことと思われます。
贈答品を受けると、お返しをしなければと気にする人が多いようです。でも、これはケース・バイ・ケース。したほうがいい場合と、必要のない場合があると心得てください。では、どんなときにしなくていいのでしょうか。第一はパーソナルギフトで、これは原則として、返礼しなくていいものです。誕生祝いをはじめ、入学とか卒業など、個人から個人へのギフトは親愛の気持ちの現われ、これに対しては「ありがとう」の言葉で十分。その代わり、先方に同じようなことがあれば同様に贈り物をする、つまり心をかければいいのです。それがお返しです。母の日や父の日、敬老の日の贈り物はそれ自体が感謝のしるしですから、これらにお返しをしてはかえっておかしいですね。心づかいに対する喜びだけを届けましょう。ソーシャルギフトも不特定多数の人に贈るギフトですから、お返しが不要なのは当然です。また、贈り物の性格からいって各種の見舞いも、お返しは不要だと思います。病気なら元気になること、災害なら早く元に復すことが、かけられた心に報いる方法でしょう。ただ、この通り元気になりましたという報告だけは忘れずに。